2025.01.31
電子カルテ入力練習のコツとおすすめツール|ウェブカルテ
電子カルテの入力をもっとスムーズにできるよう、練習や工夫をしてみませんか?
業務の効率化やミスの軽減など、電子カルテには多くの導入メリットがあります。
そのような電子カルテのメリットを最大限活かすには、スピーディ、かつ正確に電子カルテにデータを入力するスキルが求められます。
本記事では、電子カルテの入力スキル向上のために取り入れるべき、おすすめの練習方法やシステム設定のコツなどをわかりやすくご紹介します。
これから医療事務の仕事を始めようと考えている未経験の方はもちろん、電子カルテの入力が遅い、難しいと感じている方もぜひ参考にしてみてくださいね。

電子カルテの入力をスムーズにする練習方法
電子カルテのメリットを活かすには、電子カルテへのスムーズなデータ入力が必要不可欠です。
電子カルテを導入すると、従来は手作業で管理していた数々の業務を電子システム上で一括管理することができるようになります。
これにより、業務の効率化やミスの軽減、情報共有が容易になるなど多くのメリットが得られます。
一方で電子カルテの入力作業に手間取っているような状況では、これらのメリットが活かせないばかりか、むしろ逆効果となってしまう可能性があります。
電子カルテの入力がスムーズにできないことで、以下の問題が生じる恐れがあります。
・患者対応が疎かになる
入力作業に時間を取られることで、患者との対話や診察の時間が減少し、対応が遅れる可能性があります。
・医療ミスのリスクが増加する
入力作業がスタッフの負担となって焦りや疲れが生じ、それが原因となり誤入力や抜け漏れといったミスが発生しやすくなる=医療ミスに繋がる恐れがあります。
・業務効率の低下
入力作業が煩雑になることで、他の業務にかける時間を圧迫し、病院全体の業務効率が低下します。
これらを防ぐためには電子カルテの入力をスムーズに行えるよう、医療スタッフ個人のスキルを磨いたり、システムのカスタマイズによって使いやすさを向上させたりといった工夫が必要です。
電子カルテの導入効果を最大化するためには、具体的にどのような練習・工夫を行うのが効率的なのか?その方法について確認していきましょう。
タイピングスキルを向上させる
タイピングスキルは、電子カルテの入力において最も基本となる要素であり、正確かつ迅速なデータ入力を実現するために欠かせません。
電子カルテの入力をスムーズに行うために、まずはタイピングスキルの向上を目指しましょう。
タイピングの練習には、無料で利用できるタイピング練習ツールの利用がおすすめです。
自身のタイピング成果を採点してくれたり、上達するにつれてストーリーが進んだりとゲームのように楽しみながら練習ができるものが数多く提供されています。
モチベーションを維持しながら続けていくためにも、何種類か試してみて一番自分が楽しいと思えるツールで練習を行いましょう。
《タイピングスキル上達のポイント》
・基本的な指の使い方をマスターする/ホームポジションを覚える
・毎日の練習を習慣化する
・スピード以上に正確性を保つことを意識する
・タイピング練習ツールやアプリを利用して楽しく続ける
素早く正確なタイピングを行うためには、頭でじっくり考えるというよりも慣れが必要です。
スキマ時間に少しずつでも良いので、日々の練習をコツコツ積み重ねることが大切です。
手元を見ずに、すらすらと自然にタイピングできるようになる頃には、電子カルテの入力はかなりスムーズに行えるようになっているはずですよ。
ユーザー辞書をうまく活用する
電子カルテの入力をよりスムーズに行うには、「ユーザー辞書」という機能を活用するのも一つの方法です。
◎電子カルテのユーザー辞書とは?
手動入力の手間を省き、入力ミスの防止にも役立つユーザー補助ツールです。
頻繁に使用する単語をユーザー辞書に登録することで、以降は、その単語を一部入力するだけで自動的に入力候補として表示されるようになります。
《活用例》
・病名や症状名の登録
・診療コードや薬剤名の登録
・よく使うフレーズの登録(例:1日3回毎食後・次回診察は2週間後 等)
上記以外にもその時々で必要な単語やフレーズは変化します。
よく使うフレーズを新たに追加したり、逆に使わなくなった単語を削除したりと、定期的に登録情報を整理しておくことで、常に効率的に入力作業が行えます。
音声入力ツールを活用してみる
ひと昔前の音声認識の精度では、医療用語や専門的な略語の理解が難しく、実用的ではありませんでしたが、最近では生成AI技術の登場により音声認識の精度が大きく向上しています。
自動で文字起こしされた会話の文章に対して、後から必要に応じて一部分だけ修正を加えるだけで充実した内容のカルテを作成することが可能です。
電子カルテのテンプレートを活用する
何度も同じ内容を入力するのは面倒ですよね。
そんな時に役立つのが、電子カルテの「テンプレート」です。
◎電子カルテのテンプレートとは?
頻繁に使う入力項目を、あらかじめ定型化したひな形を指します。
診療項目や患者情報、治療計画などを事前に設定しておき、次回以降同じ内容を入力する際に簡単に呼び出して利用できる機能です。
例えば、定期的な健康診断や治療、投薬に関する項目などはテンプレートを利用すると変更箇所だけを簡単に入力し直すだけで、素早くカルテを完成させることができます。
業務の効率化はもちろん、確認漏れを防ぐためのチェック機能としても効果的です。
《活用例》
・定期的な診療や検査内容
・特定の症状に共通する治療計画や処方内容
・診察時に使用する質問/チェック項目
内科・眼科・皮膚科・整形外科など各診療科に合わせて設定変更することで、よりスムーズなカルテ入力が可能となります。
オンライン学習で知識を深める
電子カルテの入力業務をはじめ、医療事務全般に携わる際は、事前に基礎的な知識を習得しておくことがおすすめです。
e-learning(イーラーニング)と呼ばれる、インターネットを利用したオンライン講座を受講するなどして効率よく医療事務の知識を深めましょう。
なぜならば、聞き慣れない医療用語があれば、それらが出てくるたびに逐一確認を要するなど、スムーズな入力作業ができないことが考えられます。
また、知識がなければ仮に入力ミスをしたとしても、ミスそのものにも気がつけない可能性もあります。
これから医療事務に関わりたいと思っている未経験者はもちろん、医療に関する知識を深めてさらなるスキルアップを図りたいと思っている方、それぞれに適したオンライン講座が多数提供されています。
自分に合う講座を受講して、電子カルテのスムーズな入力ができるように備えておくことが大切です。
電子カルテ入力練習に役立つおすすめ教材
ここからは、電子カルテのスムーズな入力を実現するために効果的な練習ツールをご紹介します。
どれもインターネット上で利用できる教材で、自宅で毎日手軽に練習ができます。
空いた時間をうまく活用することで、着実にスキルアップが望めます。
教材① タイピング練習サイト「e-typing」
電子カルテ入力に必要なスピードと精度を鍛えるには、正確なタイピングが欠かせません。
無料で使えるタイピング練習サイト「e-typing」は、タイピング速度や正確さを向上させるための豊富な練習メニューが用意されており、ゲーム感覚で楽しみながらタイピングスキルを高めることができます。
《特徴》
・入力速度や正確性を測定できる/ゲーム感覚で練習可能
1回のタイピング練習で獲得したスコアを基に、約18段階のレベルで評価されるシステムとなっており、自分のレベルがひと目でわかります。
日々の成長を実感しながら楽しく練習を進められ、モチベーション維持に効果的です。
・実務に近い内容での練習が可能
「医療用語」や「医療機器」、「ビジネス」などジャンル別に用語やフレーズをまとめた練習メニューが各種用意されています。
これにより効率的に必要な専門用語の入力練習ができます。
【参考】インターネットでタイピング練習|e-typing
https://www.e-typing.ne.jp/
教材② ゲーム感覚で学べる「寿司打」
「寿司打」は、回転寿司のお皿が流れてしまう前に画面の文字をタイピングして、どれだけ多くのモトを取れるか(= 入力できるか)を競うタイピング練習ゲームです。
このゲームは、タイピングスキルを向上させるだけではなく、ゲーム感覚で楽しみながら練習できるため飽きづらいというのもおすすめのポイントです。
パソコンさえあればいつでも無料で利用することができるため、ちょっとしたスキマ時間を使って手軽に練習タイピングの練習できます。
初心者から上級者まで自分に合ったペースでスキルを磨くことができ、継続的に取り組みやすいツールです。
《特徴》
・難易度やコースを選択できる
自分のレベルに合わせて徐々にステップアップしていくことが可能です。
・リズミカルな効果音でスピーディなタイピングに挑戦できる
ゲーム後半は徐々に出題のテンポが早くなります。
素早いタイピングを行うためのトレーニングとして効果が期待できます。
【参考】寿司打
https://sushida.net/
教材③ 実践向け「電子カルテ代行入力問題集」
教材③ 実践向け「電子カルテ代行入力問題集」
カルテの入力スキルをより実践的に磨くには「電子カルテ代行入力問題集」を活用してみてはいかがでしょうか?
この問題集は、病院やクリニックで実際に行われる電子カルテの入力作業を意識して作られており、効率的で正確な入力方法を身につけるために役立ちます。
専門用語や治療の進行過程を学ぶだけでなく、医療現場で実際に交わされる会話のやりとりを元にカルテ作成を行うという内容で構成されており、より実践に近い形で学習を進めることができます。
また、様々な診療科目に対応しているため幅広い知識を得ることができ、繰り返し練習を重ねることで、カルテ作成のスキルを確実に深めることができます。
《特徴》
・複数の診療科の外来症例を取り上げている
・カルテ記載のシミュレーションを通じて実務に即した学びが得られる
・患者の状態を的確に理解し適切な形で表現するスキルを身につけられる
まとめ
電子カルテの入力をスムーズに行うことで、業務の効率化やミスの軽減など、電子カルテの導入メリットを最大限活かす事ができます。
未経験から電子カルテ入力のスピードと正確性を上げるには、タイピング練習を行う、医療事務について学ぶ事が大切です。
インターネット上で利用できるタイピング練習ツールや、医療事務の学習講座をオンライン受講するなど、スキマ時間を有効活用しながらスキルアップを図りましょう。
また、ユーザー辞書・音声入力ツール・テンプレートなど、電子カルテシステムに備わっているユーザー補助ツールを賢く活用することも入力時の効率アップに効果的です。
このように様々な工夫を取り入れて、電子カルテ入力をよりスムーズに行いましょう。